マッチングアプリで出会いを探すのはよいですが、個人情報が漏れるリスクには十分な注意が必要です。名前、住所、職場など、知らないうちに特定されてトラブルに発展するケースは実際に報告されています。
ただ、正しい対策を取れば、個人情報を守りながらマッチングアプリを安全に使えます。「何となく怖い」で利用を諦めるのはもったいない話。リスクを正しく理解して、適切に対処することが大切です。
この記事では、個人情報が漏れる具体的なリスクと、それぞれに対する10の対策を網羅的に解説していきます。万が一の対処法や相談窓口も紹介するので、マッチングアプリを安心して使うための参考にしてください。

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個人情報が漏れる5つのリスク
リスク1:写真から場所が特定される
プロフィール写真の背景に、自宅のマンション名、職場のビル、よく行くお店の看板などが映り込んでいると、生活圏や住所が特定されるリスクがあります。さらに、スマホで撮った写真にはEXIF情報(撮影日時・GPS座標)が含まれていることがあるため、写真データ自体から位置情報が漏れる可能性もあります。
リスク2:ニックネームや自己紹介文から本名がバレる
本名そのままのニックネームを使っていたり、自己紹介文に「○○大学卒」「○○区在住」と書いていたりすると、情報の掛け合わせで本人が特定される可能性があります。1つ1つは些細な情報でも、組み合わせると個人を特定できてしまうケースは意外と多いです。
リスク3:LINEの交換で本名がバレる
LINEのアカウント名を本名にしている人は多いです。LINE IDを交換した時点でフルネームがバレてしまうリスクがあります。そこから検索されて、SNSや職場の情報にたどり着かれることも。
リスク4:SNSとの紐づけで身元がバレる
マッチングアプリとSNS(Instagram、X、Facebookなど)で同じ写真やニックネームを使っていると、画像検索やアカウント検索で紐づけられてしまいます。
リスク5:会話の中でうっかり情報を出す
メッセージのやり取りで盛り上がると、つい「○○駅の近くに住んでて」「△△会社で働いてて」と具体的な情報を出してしまいがちです。悪意のある相手にとっては、こういった何気ない発言が重要な手がかりになります。

個人情報を守る10の対策
対策1:本名を使わない
ニックネームは本名とは無関係のものにしましょう。「あき」「りく」「みゆ」など、シンプルだけど本名とは違うものがベストです。
対策2:写真の背景をチェックする
プロフィール写真をアップする前に、背景に特定につながるもの(マンション名、店名、電柱の住所表示など)が映り込んでいないか必ず確認しましょう。少しでも映っていたら、トリミングするか別の写真を使ってください。
対策3:写真のEXIF情報を削除する
スマホの設定で写真への位置情報付加をオフにしておきましょう。
- iPhone:設定→プライバシー→位置情報サービス→カメラ→「なし」
- Android:カメラアプリの設定→位置情報タグ→オフ
既に撮った写真のEXIF情報は、画像編集アプリや専用ツールで削除できます。
対策4:SNSと同じ写真を使わない
InstagramやFacebookにアップした写真をマッチングアプリで使うと、Googleレンズなどの画像検索でSNSアカウントが特定される可能性があります。マッチングアプリ専用の写真を用意しましょう。プロフィール写真の選び方は以下の記事で詳しく解説しています。

対策5:LINE交換は慎重に
LINE交換をする場合の注意点をまとめます。
- LINE IDではなくQRコードで交換する:QRコードは後から更新できる
- LINEの名前を本名から変える:ニックネームか名前のみ(苗字なし)に
- タイムラインの公開範囲を制限する:個人情報が見えないように設定


対策6:勤務先・学校名は書かない
自己紹介文には業界レベルの情報までに留めましょう。「IT企業勤務」はOK、「株式会社○○」はNG。学校名も「都内の大学出身」くらいにとどめてください。
対策7:住んでいるエリアを具体的に書かない
「○○区在住」ではなく「都内在住」「都内23区」くらいでOK。最寄り駅は絶対に書かないようにしましょう。
対策8:メッセージでの質問に注意する
「どの辺に住んでるんですか?」「何線使ってますか?」と聞かれても、具体的に答える必要はありません。「都内の東の方です」「JRです」くらいで十分。しつこく聞いてくる相手は要注意です。
対策9:初デートは生活圏外で
初めて会うときは、自宅の最寄り駅から2〜3駅離れた場所を選びましょう。自宅や職場の近くで会うと、帰り道をつけられるリスクがあります。サクラや業者の見分け方は以下の記事で詳しく解説しています。



対策10:アプリの身バレ防止機能を使う
Pairsのプライベートモード、Omiaiの非表示設定、withの休憩モードなど、アプリに搭載されている機能を活用しましょう。自分から「いいね」した相手にだけプロフィールが見える設定にすれば、不特定多数に情報を公開せずに済みます。
まず最低限やるべきは「本名を使わない」「写真の背景チェック」「LINE名の変更」の3つ。これだけで特定リスクは大幅に下がります。
LINE交換後の個人情報管理
LINEの設定で守るべきポイント
- LINE名を変更:苗字+名前のフルネームはNG。名前だけかニックネームに
- プロフィール画像:個人が特定できる画像は避ける
- ステータスメッセージ:個人情報が含まれていないか確認
- タイムライン:公開範囲を「友だち限定」に
- ID検索:不要ならオフにしておく
- 投資や副業の話を持ちかけてくる
- 個人情報をしつこく聞いてくる
- 不快なメッセージを送ってくる
- 実際に会う約束を何度もドタキャンする
不安を感じたら即ブロック。迷う余地はありません。
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万が一、個人情報が漏れてしまった場合の対処法
すぐにやるべきこと
- 相手をアプリ内でブロック&通報
- LINEなどの連絡先もブロック
- マッチングアプリの運営に報告
- SNSのアカウントを一時的に非公開に
- 深刻な場合は警察に相談
相談窓口
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188
- 各アプリのカスタマーサポート
ストーカー被害など深刻なトラブルの対処法は以下の記事でも解説しています。





個人情報に関するQ&A
Q. アプリ運営会社に個人情報を預けるのは安全?
A. 大手アプリ(Pairs、with、Omiaiなど)はプライバシーマークの取得や厳格なセキュリティ対策を講じています。ただし、退会時にデータ削除が確実に行われるかどうかは、プライバシーポリシーで確認しておきましょう。
Q. 写真を悪用されたらどうする?
A. 他サイトに無断転載された場合は、そのサイトに削除申請を出しましょう。Google検索に表示される場合は、Googleの削除リクエストフォームから申請できます。
Q. 退会すれば情報は消える?
A. 多くのアプリは退会後一定期間でデータが削除されます。ただし、相手がスクリーンショットで保存していた場合はアプリ側では対応できません。だからこそ、最初から個人情報を出さないことが最も重要です。
Q. 名前を聞かれたら本名を教えるべき?
A. 会う前に本名を教える必要はありません。実際に会ってからでも遅くはなく、ニックネームで通して信頼できると判断してから本名を伝えるのが安全です。
Q. 知り合いにバレるのが怖い場合は?
A. アプリの身バレ防止機能(プライベートモードなど)を利用しましょう。自分から「いいね」した相手にだけプロフィールが表示される設定にすれば、知り合いに見つかるリスクは大幅に減ります。
まとめ
マッチングアプリで個人情報を守るには、「出さない」「載せない」「教えない」の3原則を徹底すること。
- 本名・住所・勤務先は書かない
- 写真の背景とEXIF情報に注意
- SNSと同じ写真は使わない
- LINE交換は慎重に、名前は変更しておく
- 初デートは生活圏外の公共の場で
- 不安を感じたら即ブロック&通報
セキュリティ対策については総務省サイバーセキュリティのページが参考になります。
マッチングアプリの安全性全般については警察庁のインターネット異性紹介事業ページ(www.npa.go.jp・サイト終了)も確認しておきましょう。
※この記事は記事執筆時点の情報に基づいています。各アプリの料金・仕様は変更される場合があります。最新情報は各アプリの公式サイトでご確認ください。
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